マッチングアプリ完全攻略!行動経済学に基づいた恋人と出会う方法

大阪生まれ大阪育ち。
独学で行動経済学を学んでいます。
本業で毎日文章を書いてばかり。

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マッチングアプリ完全攻略行動経済学

どうも、みずきちです。

昨今の出会いの場は、昔と比べて大きく変わりました。
中でもマッチングアプリの台頭は大きな影響を及ぼしましたよね。

消費者庁『マッチングアプリの動向整理』より引用https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/meeting_materials/assets/internet_committee_220121_0002.pdf

2021年と少し古いデータですが、特に若い世代を中心にほとんどの方が認知しています。
利用者数は20代で12.3%とインパクトがあるほどではないですが、現在ではより多くの利用者がいることが考えられます。

現代の出会い方でもすっかりスタンダードになったマッチングアプリですが、あなたは実際に出会えていますか?

そもそもマッチングできない…

マッチングをしてもデートができない…

なんてことはないでしょうか?

サンプル数が少ない個人の体験談やアドバイスに惑わされていませんか?

利用者数が多ければ多いほど、当然ライバルの数も多いわけです。
ただやみくもにするのではなく行動経済学に基づいて恋人を作る方法を伝授します。

そもそも行動経済学とは何ぞや

行動経済学とは、簡単に説明をすると「経済学+心理学」と考えてください。
無駄遣いとか、ダイエット中のつまみ食いのような「合理的」ではない人の行動に焦点を当てた比較的新しい学問です。

伝統的な経済学では、常に自分の利益が最大になるように判断をして行動する人間がモデルになっていました。無駄遣いやつまみ食いなど絶対にしないのです。曖昧でいい加減で、でも他人のためにも動くことができるあなたや僕のようなリアルの人間ではないんですね。

心理学とはまさに人の感情や集団の心理を読み解く学問ですから、それをミックスするような形で、実際の経済活動を読み解くのが行動経済学です。

つまり、人間の合理的とは言えない意思決定を解明する学問と言えます。

恋愛は2人の人間の心の動きで発生するもので、合理的な判断だけではありません。
自分のために動くこともあれば相手を想って行動することもあります。

つまり、行動経済学と恋愛は非常に相性が良いのです。

いまマッチングしないと損かも?と思わせる

マッチングサイトでは簡単なプロフィールだけでマッチングを勝ち取らなければなりません。
とんでもないイケメンや美女なら適当なプロフィールでもマッチングできるのかもしれませんが、そう簡単にはいかないのが現実です。

となれば重要になるのがプロフィールです。
この人と話してみたい。会ってみたいと思わせる必要があります。
趣味や経験、どんな人とマッチングしたいかなど重要なことはたくさんありますがすべてにおいて大切なのは「この人とマッチングしておかないと損かも?」と思わせることです。

プロスペクト理論という行動経済学の中で最も有名な理論があり、その中に「損失回避性」というものがあります。

かなりややこしいので詳細の説明は割愛しますが、「人は損失が大嫌い」というものです。
あなたは1万円を拾うときの喜びと、1万円を失うときの悲しみを比較するとどちらが大きいと感じますか?多くの人は失う痛みのほうが嫌だと答えます。
人はプラスを得るよりもマイナスを避けたい生き物なわけです。

話をマッチングアプリに戻します。
いまを逃すとこの人とはマッチングできないかも?」と思わせることで損失回避性が働きマッチングする可能性が上がります。

マッチングアプリを利用する期日を設定してみましょう。
「真剣な出会いを求めているのでマッチングできた場合は解約しようと思っています」とか
「忙しくなるので〇月〇日まで利用します」とかをプロフィールに記載をしてみてください。

ターゲットを絞り込んで自分のことだと思わせよう

カクテルパーティー効果をご存じですか?
お酒の入ったパーティー会場では周りの声によってなかなか会話を聞き取ることができません。
ところが自分のことや自分に関係のあることだと不思議と耳に入ってくるのです。

似たような心理効果でカラーバス効果というものがあります。
これはカクテルパーティー効果の視覚版のようなものだと考えてください。
興味のあるものや意識しているものの情報を認識しやすくなる効果です。

これをマッチングアプリのプロフィールに当てはめると、求めている相手の好きなことを予測してプロフィールに記載をすることでカラーバス効果を働かせることができます。

誰に向けたわけでもない漠然としたプロフィールでは誰にも刺さりません。
あなたが理想とするただ一人の存在をイメージし、その人に向けたプロフィールを作りましょう。

それが刺さる人こそ、あなたが求めるパートナーなのです。

マッチング後の会話をコントロールする

ナッジ」という行動経済学の考え方があります。
意味は「肘などで軽くつつく」とかになるのですが、より良い意思決定を下せるようにさりげなく誘導してあげるといった働きかけがナッジです。

コンビニやスーパーのレジに並ぶ際、足あとの目印がありますよね。
あれはその部分に並んでもらうことを促しているナッジです。
あくまで強制ではなく、それとなく促しているのがポイントです。

プロフィールにアップする写真は非常に重要です。なぜなら、何の写真にするかで相手にある種のナッジを仕掛けることができるからです。

例えば趣味が食事だとしましょう。
おしゃれなイタリアンをアップしていれば、イタリアンが好きな異性からはそれに関するメッセージのやり取りができるでしょう。コーヒーや和食でも同様です。
想定しているデートの範囲内にある素敵なお店があれば、そこに一緒に行きましょうという流れにしやすいですよね。

相手にどのような行動をとってほしいのか、一緒に何をしたいのかをコントロールしやすくなりますよ。

ここまで時間をかけたんだから…に注意

サンクコスト効果をご存じですか?
費やした時間や費用が大きければ大きいほど撤退の判断が難しくなる心理効果のことです。

アプリごとに多少の差はあれど、マッチングアプリという性質上やり取りや継続した利用には費用が掛かりますし、マッチングをしてパートナーを見つけようと真剣に利用すればそれだけ時間もかかります。

相手はあなたとのやりとりにいくらお金と時間をかけてくれているのでしょう?
マッチングをして、メッセージを送りあい、何度かデートを重ねるとそこそこの労力がかかります。
ここまで労力をかけたのだから…。と思ってくれたら儲けものです。

ただし今回お伝えしたいサンクコスト効果で気を付ける必要があることは逆のパターンです。

あなたも同様に労力をかけているわけですから、サンクコスト効果にとらわれてしまう可能性は十分にあります。マッチングした相手とやり取りをしているうちに理想の相手じゃないとわかったら…。

自分のためにも相手のためにもやり取りを終えて次の人を探すべきです。
ここでサンクコストに囚われてはいけません。

ダラダラと続けるのはもったいないですし、何より相手に失礼ですから。

写真はプロに任せるのもおすすめ

これまで写真については全く触れてきませんでした。
プロフィールの作りこみはもちろん重要ですが、同じくらい重要なのが写真ですよね。

友人に撮ってもらうのもいいですが、いっそのことプロに任せてしまうのも有効です。
間違いのない素敵な写真を用意してくれますから真剣な出会いを求めているあなたにピッタリです。

参考にした書籍


最後に今回の記事を書くにあたって参考にした書籍を紹介します。

行動経済学について本記事では触れましたが、ほかにもマーケティングや経営学に基づいた戦略的なマッチング方法を学ぶことができます。それぞれの学問に対しても面白おかしく学ぶことができますので普通に面白いですよ。

興味を持ってくれた方はぜひお買い求めください。

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