どうも、みずきちです。
先日10年ぶりに草野球をしました。
あー野球は楽しいなあ!なんて思ってたのですが、しっかり筋肉痛になり全身バキバキです。
おっさんになっていることを否定して若作りをするつもりはないですが、やはり日に日に老いていく身体と向き合うのは悲しいものがあります。
身体は着実に老いていますけど不思議なもので精神年齢が上がった感覚ってないんですよね。
中学生のころから成長していないのでは?と思うことすらあります。
心はいつまでも少年ですので、少年漫画を読み漁って熱いシーンに鳥肌を立てたりするのです。
今回はそんな逆コナン君である僕が最近はまった漫画「黄泉のツガイ」を
なるべくネタバレなしで紹介します。
概要
「月間少年ガンガン」2022年1月号から連載しているファンタジー漫画です。
作者は「鋼の錬金術師」や「銀の匙」などで有名な荒川弘先生。
2023年6月現在4巻まで発売しています。
山奥の小さな村で暮らす少年のユルは、野鳥を狩り、大自然の中で静かに暮らしていた。しかしユルの双子の妹のアサは、何故か村の奥にある牢の中で「おつとめ」を果たしているという。それはまるで幽閉されているかのように…。 穏やかな村に浮かぶ不自然な謎、この村に隠された秘密とは一体…!?
ガンガンONLINE公式HPより引用
あらすじの通り、物語は山中の集落からはじまります。
異世界なのか、昔の世界観なのか、主人公の少年ユルは弓矢で狩りをしています。
空には飛行機雲のようにも見える雲が。それをユルは「龍の屁」と表現します。
読み進めていくと物語と読者(僕やあなた)の認識がなんだか一致していないような感覚を覚えるかもしれません。
「ツガイ」がキーワードで、ユルは物語中でツガイを手に入れることになり、壮大な戦いに巻き込まれていきます…。
登場人物
ユル:主人公。弓の腕が超一流。イケメン。
アサ:ユルの妹。村でおつとめを果たしているが…。ユルとは朝と夜を分かつ双子。
アサ:村を急襲してきた集団の一人。なにやら村のことを知っていそうだが…。
ガブちゃん:村を急襲してきた集団の一人。ツガイ使い。
左右様:ユルのツガイ。
迫力のあるアクションシーン
ハガレンを描かれていたころからそうですが、アクションシーンがとにかく迫力満点。
物語では戦闘がたくさん発生するのですが、例えばユルが矢を射るところやツガイの能力を駆使した攻撃には思わず手に汗を握ってしまいます。
いい歳のおっさんが、マリオカートを遊んでいる小学生みたいなことになっているのですが、いくつになってもドキドキハラハラできるものですね。
最近の漫画って戦闘シーンで何が起きているのかさっぱりわからない作品が多くないですか?
確かに迫力はあるんだけれど、どんな攻撃をしているのかよくわからなかったり。
何ならそのコマで何が描かれているのかすらわからないものまであります。
「黄泉のツガイ」は戦闘シーンに迫力がありながらとても読みやすく、本当にすらすら読むことができるんです。僕は漫画の技術に詳しくないですが、たぶんすごく絵が上手なんでしょうね。
謎たっぷりの魅力的な世界観
とにかくストーリーに引き込まれます。
あまり詳細に書きすぎるとがっつりネタバレになってしまうのですが、とある事情でユルは村から離れることになります。外界と村では生活が全然違うんですね。
ユルは外界の人からするとあまりに非常識とされる行動をとって周囲を困らせることもしばしば。
どうして村と外界では全く違う生活様式なんでしょうか?
なぜユルは「ツガイバトル」に巻き込まれるのでしょうか?
登場人物にアサを二人書きましたが、アサの正体は?
とにかく伏線や謎が大量にあります。すでに最新刊では明かされているものがあったりします。
緻密に作りこまれた世界観とストーリーにぜひ入り込んでみてください。

心理描写と絶妙な表情
個人的に荒川先生のすごいと思うところナンバーワンかもしれません。
とにかく心理描写が秀逸なんです。
ユルは物語の中で何度も思い詰めます。どうしたらいいのかわからないとき、自分の中で感情の整理がついていないとき。
思わずグッとくるようなセリフや表情、細かな感情表現は荒川先生ならではですね。

まとめ
今後アニメ化確定だと個人的には思っています。
最近は鬼滅の刃や呪術廻戦なんかのように、アニメ化から大流行したことによって単行本の入手が困難になることがありますよね。
読みたいのに売っていない…なんてことはできれば避けたい。
だからこそいまのうちに読むことをオススメします。
まだ4巻しか出ていないので集めるのも簡単です。
ぜひ単行本を集めてみてください。
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